不動産投資コンサルティング

03-6417-0658
10:00-19:00 水曜定休

コラム#145 外壁塗装に潜む危険性!?メンテナンスが重要とされる理由とは

筆者

高桑 良充

KAIROS MARKETING LTD. CEO

賃貸経営するうえで必要になってくる費用、それは物件のメンテナンス費用です。その中でも「外壁塗装」は1度に掛かる金額が高く、オーナー様も目を背けがちではないでしょうか?

ですが、外壁のメンテナンスを怠ることにより、見た目だけではなく物件としての機能性を失う危険もあります。

今回は、そんな「外壁塗装」に焦点を当てて考えていきます。

なぜ外壁塗装が必要なのか?外壁塗装を怠った時の危険性

外壁塗装には、耐用年数と言われるものがあり、塗装した日〜外装の劣化症状が見受けられるまでの期間を指します。
また、耐用年数は塗装の種類や物件の立地条件・気象条件によって、劣化の進行状況が様々です。

では、外壁塗装を怠るとどのような劣化症状が表れるのでしょうか?
以下のような例があげられます。

 1.チョーキングやひび割れ

外壁塗装は、時間の経過と共に紫外線や天候により徐々に劣化していきます。この影響により、チョーキング現象やひび割れが生じる場合があります。

チョーキングやひび割れの症状が出たからと言って、緊急で補修する必要はありませんが、長く放置することによって後述する雨漏りや腐食に繋がる危険性があります。

 2.カビや藻の繁殖

カビや藻が発生する原因としては、物件の立地条件や外壁素材など様々ですが、外壁塗装の劣化による防水性能の低下もあげられます。

カビや藻は1度発生するとそこから短期間であっという間に繁殖してしまいます。
また、カビや藻が繁殖すると異臭を放つので、入居者や近隣住民からのクレームに繋がる可能性が高くなってしまうのではないでしょうか。

 3.雨漏りや腐食の進行

雨漏りや腐食の進行は、外壁塗装を長期間放置してしまった場合に生じる症状ですが、実はオーナーが気づかないうちに進行してしまっている場合があります。

ひび割れの隙間や外壁の防水性能が低下することにより、雨水が染み込んでしまったり、湿気が入り込むことにより少しずつ蝕まれていきます。
また、その他にも湿気を好むシロアリなど害虫の被害も少なくはありません。

そうなると外壁塗装にかかる費用よりも何十倍もの費用で修繕することになってしまいます。

こまめなメンテナンスが重要!塗り替えが必要なタイミングとは?

外壁塗装の重要性は分かりましたが、一体どれくらいの頻度でメンテナンスをする必要があるのでしょうか?

塗料毎の耐用年数は以下の通りです。

塗料名称

耐用年数

アクリル塗料

35

ウレタン塗料

57

シリコン塗料

710

ラジカル制御塗料

1015

フッ素塗料

1520

※メーカーにより耐用年数が前後する場合があります。

ただし、耐用年数はあくまで目安であり、様々な条件が重なることにより、耐用年数よりも早いタイミングで塗り替えが必要な場合があります。

塗り替えを検討すべき劣化症状

  • チョーキング現象
  • 外壁の軽度なひび割れ
  • 塗膜の膨れ・剥がれ

上記のような症状が見られる場合は、早めに塗り替えの計画を立てたほうが良いでしょう。

失敗したくない!外壁塗装業者の選び方・注意すべきポイント

外壁塗装の塗り替えが必要だと判断した場合、一体どんなことを意識するべきなのでしょうか。オーナーが意識する必要があるポイントをまとめました。

 

まずは、保有物件の状態について、再度確認しましょう。色褪せが気になる、外壁に重度のひび割れが入っているなど、劣化状況によって施工内容が変わってきます。

塗装業者に明確な希望を伝えるためにも、どういった症状が出ているのか再度見直しておきましょう。

 1.相見積もりを取る

塗装業者の中には残念ながら悪徳業者も含まれています。満足のいく外壁塗装にするためにも、見積もりを出す際は必ず相見積もりを取るようにしましょう。

他社に見積もりを頼んでいるとなれば金額を水増ししたり、詐欺を働く恐れが少なくなります。

 2.見積書の内容に要注意

実際に使用する塗料のメーカーや商品名が記載されているか確認が必要です。オーナーが希望するメーカーと実際に使用されたメーカーが異なっていたとしても、悪徳業者からすれば施工したもの勝ちです。

業者任せにせず、必ず自身の目で希望の内容が見積書に反映されているかを確認しましょう。

また、曖昧な表記にも注意が必要です。「一式」、「その他」、「諸費用」などの曖昧な記載がある場合は、何が含まれているか分かりません。思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性もあるため、わずかな金額であっても何に必要な費用かきちんと業者に確認するようにしましょう。

 3.保証内容は要チェック

様々な塗装業者があるように保証内容や期間、範囲についても多種多様です。

外装塗装工事終了後にトラブルがあった場合もアフターフォローがあるのか、オーナー自身が納得のできる保証内容になっているのかチェックしましょう。

また、保証内容について、業者側から書面でしっかりと説明してもらい、不明点がある場合はその場で解決しましょう。後日保証書を再確認した際に不明点が出てきた場合は、そのままにせず業者に問い合わせすることをおすすめします。

最後に

外壁は年月が経つにつれて、劣化してしまいます。

確かに外壁塗装は、メンテナンスの中でも高額になり、劣化症状を見つけても気付かぬフリをしたくなってしまいます。

ですが、外壁からのSOSを見逃すことにより、重大な問題に発展してしまい、最終的にオーナー様の負担が大きくなってしまうかもしれません。
また、外壁塗装に失敗しないためにも、塗装業者選びは重要なポイントです。

カイロスマーケティングでも外壁塗装について、オーナー様のコスト負担リスクを低減できるよう、品質の均一化を計るために信頼できる特定の工事業者のみに依頼し、塗装材料についても国内最高級とされる「水谷ペイントのナノコンポジットW」を採用しております。

保有物件をより長持ちさせるためにも、安心して施工を任せられる塗装業者に依頼することが非常に重要と言えます。

まずは、外壁塗装を検討する際に自身の希望や目的を明確にし、塗装業者の選定から始めてみましょう。

カイロスマーケティングでは不動産投資のご相談を受け付けております。
投資に対してお持ちの不安や疑問を、私たちと一緒に解決していきましょう。

- 不動産投資が初めての方へ -

わかりやすく解説した資料を配布中!

不動産投資FAQ動画公開中!

不動産投資を始める際に、お客様からよく聞かれる質問にお答えしています。