昨今提言されている、老後2,000万円問題や人生100年時代。
時代の変化に合わせて、私たちのお金に対する考えも変えていく必要があります。
定年後の過ごし方を考え、お金の準備の仕方もアップデートしましょう。
ライフイベントにかかるお金はどれくらい?
将来のライフプランは人それぞれ。今後どんなことにどのくらいお金がかかるのか、対して自分の現在地(貯蓄、資産)はどこなのかを大まかにでも把握しましょう。
結婚・出産費用 | 教育資産 |
---|---|
約469+52万円 | 約1,020万円 |
子供は何人? | 公立or私立? 塾や習い事は? |
娯楽 | 住宅購入費 |
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??? | 約3,494万円 |
年何回旅行に行くか? 国内or海外 | 家はマイホーム購入? 賃貸に住み続ける? |
(参照元:主なライフイベントにかかる費用の目安)
主にお金がかかるライフイベントを挙げましたが、お金の価値もずっと同じではありません。
例えば教育費。
1989年~2019年の間、過去30年で大学の授業料は国立・私立どちらも約1.37倍に値上がりしています。
(参照元:「学費こそインフレに備えるべき」)
生活費もインフレによりお金の価値が下がり、今までよりも多くの資金を用意する心構えが必要です。
お金を生む人、生まない人のポートフォリオの違い
将来に備えて蓄えを準備したいとき、お金持ちのポートフォリオに近づけるといいでしょう。以下は資産のポートフォリオの割合比較です。
普通の人(お金を生まない人)のポートフォリオ
例1:現預金のみ100%
例2:マイホーム90%・現預金10%
例3:保険25%・現預金75%
お金を生む人のポートフォリオ
例:収益不動産50%・現預金20%・株式20%・債券20%
普通の人のポートフォリオではお金がお金を生むことはまずないでしょう。
預金は0.002~0.2%と超低収益。保険は長期積み立て型のものであれば多少増えるかもしれませんが、あくまで保険機能目的で利用しますよね。
マイホームが家賃収入を生むことはないため、将来値上がりしているかどうか?の視点で考えます。住宅は経年劣化する消費財のため、基本的に値下がりは避けられません。
対して、お金を生む人のポートフォリオはそれぞれが常に働いています。
収益不動産、株式、債権などリスクを分散させながら、毎年5%の収益を生むポートフォリオがあるとしましょう。
もし総額が1億円であれば、年間の収益は500万円です。
お金を生む人は具体的にどんな投資をしている?
日本において不動産投資家はお金持ちの職業のひとつです。
不動産投資は特にサラリーマンにおすすめ。その理由は3つです。
1.収益性の高い賃貸用物件を買えれば、不動産が働いて効率的にお金を生み増やしてくれる
2.インフレに強く、現金の価値が下がり続ける世界では頼れる資産
3.お金を借りられる
不動産を買えるのは銀行から融資を引ける人だけ。
不動産業界ではお金を借りる信用力の高い人を「属性が高い」と表現します。
大手企業のサラリーマンや公務員、弁護士や医師は有利に働きます。
逆に経営者など自由業の場合、浮き沈みが激しいと見られ難しくなります。
借金の額が多い、というと気後れしてしまうかもしれませんが、同じ元手でも融資を多く引き、レバレッジをきかせた方が収益増も見込めます。
不動産投資を行うとどのくらい利益が見込めそうか?
今の自分はどの程度の規模の投資が出来るか?視野に入れていては如何でしょうか。
今後に備えた資産形成をしっかりと行っていきましょう。