「部材・業者・保険の知識をストックして、最善の方法をご提案する」
賃貸管理部
中村 卓
1974年生まれ。東京生まれ、静岡出身。
建築関係の専門学校を卒業後、管理会社にて13年間、物件管理・退去の立会や入居者のサポート業務などの業務を経て2019年10月にカイロスマーケティングに入社。
入社後、賃貸管理部に従事し、入居者のサポート業務を行う。
物件を周り共有部分のチェックや、敷金精算や原状回復の工事の手配をオーナー様とも確認を取りながら、最適な修繕をご提案しています。
物件の修理は、大切な仕事のひとつです。どれだけ費用を落として、より良いものを安くご提供できるかを考えながら日々業務を行なっています。
業者に部材の発注から施工まで任せる方が安いのか、部材は自分たちで用意して取り付けだけを業者にお願いする方が安いのか比較検討し、オーナー様と確認しながら進めています。
不動産投資のオーナー様は、基本的にお忙しい方が多く、賃貸経験は人によってばらつきがありますので、初めての方にもご納得していただけるような説明を心がけています。
特に物件に入居者様がいらっしゃる際の対応に困られる方は多いので、間に入って調整します。
状況を適切に把握して、オーナー・入居者と物件の修繕部分を確認し電話やメールで適切にご説明すること。またその修繕費の妥当性をご説明できるように日頃から調査を欠かさず、情報を集めるようにしています。
特に最近ではインターネットで部材の価格もお調べ頂けるのですが、その物件には合っていないもののことも多いです。物件の特長を把握して、オーナー様に選択しやすくパターンを作ってご連絡するように心がけています。
こういったお客様との密なやり取りは、以前の管理会社での経験とは異なる部分でしたので、オーナー様とのやり取りを経て、私も勉強させて頂きました。
またすべて業者に委託した場合と、部材をカイロスマーケティングで調達した場合は、金額が異なるだけでなく責任範囲も変わってきます。
また業者によって、建物の対応場所によって得意不得意があって、A社は水回りは強いけど大工工事が弱い、B社は内装が強いといった特長があります。
各社の特長を把握し、複数の業者に依頼したほうが部材の在庫が管理しやすいこともあるため、こういうことも念頭に置いて発注先を検討しています。
これは建物管理の業務を長年やって培われた人脈と経験だと思います。常に新しい業者さん探しをしながら、最適なサービスをオーナー様に提供できるように努めています。
オーナー様が持っている物件の保険対応で、どこまで保険会社から保証が出るか?も調べるのですが、私たちは出来るだけオーナー様の実費での費用を削減できるような取り組みを行っています。
うまく保証で対応でき、オーナー様に喜んで頂けた際は良かったなと思います。
他にも入居中に起こる修繕として多いのは、「トイレの水が止まらない、流れない」、「キッチンの下で水漏れが起きている」と水のトラブルが多いです。
入居している方としては不安になったり、慌てたり、怒っていらっしゃったりするのですが、なるべく冷静に、かついかに早く修繕の手配ができるか、ということを念頭に対応します。
こちらの努力が伝わって、入居者の方に「カイロスさんの管理物件に住んでよかった」と言って頂けると、入居者様にも貢献できていると感じますし、結果オーナー様の物件の空室率を下げることにもつながると感じています。
オーナー様からよく受ける質問の1つに「修繕費用はもっと安くならないか?」があります。
これは、修繕の妥当な金額をご存じなかったり、ご自身のポケットマネーの感覚で話されていることが多かったり、オーナー様のお住いに対する趣味嗜好で話されている場合もあります。
しかし安ければ良いということではなく、投資物件はその修繕の結果、「空室が埋まるか」が重要なポイントになってきます。そのため、1つ1つ丁寧に事象をご説明し、業者からの見積もりも何パターンもお出しして、ご納得頂いたりすることもあります。
他にも、部屋の設備は「安くて通常に使えればいいのでは?」と思われることもあるかもしれませんが、部材の年式によっては故障が起きやすかったり、保証の対象外だったりすることもあると結果、オーナー様が不利益を被ります。そのバランスを見て、ご説明するように心がけています。
物件をご購入されるまでは、営業とのやり取りが多いですが、できるだけ管理も含めてお話しさせていただけるようにしています。
買って終わりではなく、その後も定期的にお話をさせていただき、管理はこういう仕事をしていますよ、今後はこういう形はいかがですか?というような提案もさせていただいており、オーナー様との信頼関係を大事にしています。
オーナー様としっかりコミュニケーションを取り、多面からオープンにご相談できるような体制づくりを行っています。
営業だけでなく、管理部門からも、いい物件を作りにご協力できればと思っています。
インタビュー:2022年03月